もう一つの翼 第12話 ウイングメダルを巡る闘い!(前編)
「やつが神龍 龍佑…ウイングメダルを持ってる奴ロボ…」
電柱の影から龍佑を偵察する、黒タイツの男。
「…なにか用ですか?」
速攻でばれた!
「と、とにかくロボトル!賭け品はお前のウイングメダルロボ!ロボ!!」
『転送!』
龍佑の前には一つの光球が、ロボ幹、コロッケの前には二つの光球が。
「え?2体?!じゃ、転送!って?あれ?!」
いつも二つメダロッチをついけているはずの左腕に一個、ブラックカラーのメダロッチ(ライトニングの)しかついていない。
「うっかりしてたぁ〜!修理に出したんだぁ〜!!」
昨日、転送できないことが発覚したのでナースのメダロッチは修理に出したのだ。
「それではいくロボ!」
敵はTOT−09とELF−04。
「ロボト…」
「ちょっとまったぁーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
『?!』←一同。
「1対2は卑怯だろ!俺も混ぜろ!!ファイア、転送!」
「よっしゃ、出番だぜ!」
彼らを知らない人はここをクリック!
「ロボトルファイト!」
「ライトニング、ライトブラスターで牽制!」
「ファイアマシンガンでよけたところを撃て!」
見事なコンビネーションでダメージを当てていく。
「ELFはまかせろ!」
「じゃ、ぼくはTOTを!」
個人戦突入。
「エレフ、ハンマーGO!」
「ファイア、ガード!」
右腕の装甲がかなり凹む。
「なんでいつもよけるように指示をしないんだ!」
「いいから、ファイアミサイル!」
「翔べ、火・炎・弾!」
頭の角から出たミサイルが、一つは、盾に、一つは鉄球の鎖に命中する。
「そこで、右腕チェンジ!アイスショット!!」
ここで疑問に思う人もあるだろう。しかし、コミックスでは白昼堂々と交換していた!だからOK!
「おらあ!」
まだ熱が残っている鎖に向かって、冷凍弾を打つ!急激に冷やされた鉄は…崩れる。
「ロボォ!」
「打ち崩せぇ!!」
「うおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
絶え間無く打ち出される弾丸。それを受ける盾は徐々に崩れて行き、役割を果たさなくなってくる。つまり、弾が頭部に筒抜け。
「きゅう〜ロボ〜」
機能停止
「ライトブラスター!」
「おう!」
威力の低いレーザーを連続して撃ちつづける。
「亀、回避しながらメダフォースチャージ!」
「合点承知!」
回避といっても戦車メダはスピードが遅い、簡単に命中する。
「行くロボ!一斉射撃!!」
「あいよ!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
亀の体からメダフォースの光が発せられ、全てのレーザーが打ち出される。
「ガード!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!
「脚部パーツ、両腕パーツ、機能停止、頭部パーツダメージ99%!」
「ライトニング!!」
「くっそ…お…負けられない…負けるわけには行かない!!」
ライトニングの体から淡い赤色の光が発している。
「いくぞ、ライトニング!」
「おお!」
ライトニングに向かってメダロッチを構える。
「シンクロ率…80%…WINGシステム起動、WINGシステム起動!」
「いっけぇぇ、ウイングシステム!!」
メダロッチから出た光がライトニングを光が包む!背中から純白の翼が、両腕に緑色の光が宿る。
「敵機一体…TOT−09…ロックオン…発射!」
両腕から放たれた緑の光が一閃!
ドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!
TOTの背中からメダルが射出される。
「全パーツダメージポイント100%!機能停止、機能停止!」
「お、覚えてろロボ!」
TOTとELFを担ぎきめ言葉を残す。
「あれ?ライトニング?」
彼が話し掛けると同時にふらりと力なく倒れる。
「ライトニング!」
慌てて近寄って行き、抱き起こす。
「ん…ああ…さすがにダブルアローは疲れるぜ…」
「ふう…ゆっくり休むといいよ。」
ライトニングの背中からメダルを抜き、ボディを転送する。
「今日は楽しかったぜ!機会があったらまたあおうな、じゃ!」
「じゃ!」
その場を去って行く流とファイア。
「今日はホント疲れた…精神的に。」
次回予告
「なんとか今日はかろうじて勝利できた。
しかし、その分パーツにかかった負担が大きすぎた…
そこで急ピッチで新パーツを開発することに!
次回
「もう一つの翼」
『ウイングメダルを巡る闘い(後編)』
にロボトルファイト!」