もう一つの翼  第11話  KBT VS KWG


時は4時56分、、神龍龍佑はいつものように下校していた。

「今日は何も無かったなぁ〜」

転校生が来ると言うイベントがあったくせにそんなことを言ってる。

「ちょっとそこの少年、拙者とロボトルしてもらえぬか?」

後ろから呼びとめられる。この小説だと呼びとめられることが多いようだ。

「はい?」

振り返る。振り返った先には頭にティレルビートルのようなごッつい角、腰の辺りには刀、そしてマントを着用している。

「とりあえず…転送!」

メダロッチから光が飛び出し、カブト虫の形になる。

「よっしゃ、ロボトル、行くぜ!」

 

「そのロボトル合意と見てよろしいですね!?」

マンホールからサラリーマンが飛び出してくる!上に着ていた背広を脱ぎ捨てると中には白いYシャツ、黒いズボン、そして赤い蝶ネクタイ!レフリーだ!

 

「ロボトルファイト!」

 

「射撃用意!」

「おう!」

右腕を構え、その下に左手を添え、ブレをなくす。

「発射!」

バヒュウン!

「甘い!」

それを軽々と右によけ回避する。

「まだだ!」

移動した先を打つ、がまたも回避される。

それを繰り返しながら、KWGは少しずつ間合いを詰める。

5メートル手前まで間合いを詰めた所で、腰の刀に手をやる。

「いくぞ!」

「え!?」

KWGを光が包み、姿が消える。

「消えた!?」

が、次の瞬間…

「いってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

ライトニングが胸部に深手の傷を負う。

「はぁ!」

胸部に更に拳を受ける!

「頭部パーツダメージポイント100%オーバー、機能停止、機能停止!」

ぐらりと前のめりに倒れ、背中からメダルが射出される。

「ライトニング号、機能停止!勝者、リュー!それではアディオス!!」

何処かに去って行く。

「え…?リューって…?あの、リオン兄ちゃんの?」

ライトニングのボディを受け取りながら質問する。

「リオン殿を知っているでござるか?それでは何処にいるか知っておられるか?」

「う〜ん、ポップマートにいるんじゃないかなぁ?」

「ポップマートとは?!」

「コンビニだよ。」

「連れてってくだされ!」

「別に構わないけど…」

 

 

ポップマート

「あ〜あ、平和だなぁ〜、っておお!?」

入り口から入ってる客を見てびっくり!

「リ、リュー!」

「リオン殿!」

感動の対面。

「泣けるねぇ〜」

「そうかなぁ?」

 

 

神龍家

「ただいまぁ〜」

「ただいまで御座る。」

「!?リ、リュー?」

手に持っていたゲームのコントローラーを投げ出し、玄関に向かうウイング。

「ほんっと久しぶりだなぁ!」

「いやはや…」

「さあさあ、今日はオイルパーティーだー!」

「わーい!」←メダ全員

「なにそれ?」←龍佑

「オイルパーティーって言うのはメダロットのためのパーティーで我々マスターはやることが無い!って言うか使いっぱしリ。」

「そうですかぁ…」

二人とも目線がはるか遠くへ行っている。

そんなこんなで夜はふけて行く…


次回予告

「ロボロボロボ」

「うわ!でたな変態集団!!くらえ、反・応・弾!」

「ひえぇ〜ロボ〜」

「次回「もう一つの翼」『ウイングメダルを巡る闘い(前編)』にロボトルファイトロボ!」

「まてぇ〜!」

「ひえぇ〜」


続く