メダロッター流 その2 ロボトルファイト!
「おう!」
なんというか…二人は対峙していた。なんだかよく分からんやつと。KWGをつれた。下を見れば分かるだろう…
海 流VS羽鳥 アキラ
使用メダ ファイア テラカド
(KBT81〜84) (KWG71〜74)
フィールド 公園、特設ロボトルリング
「ロボトルファイト!」
「テラカド!速攻、チョッキンブレード!!」「ファイア、ファイアリボルバー!」
『うおおおおおおおお!!』
炎に包まれた弾丸がテラカドの右肩、左腕、右の角に当たると同時に、ファイアの左肩アーマーが吹き飛ぶ!
「テラカド,右腕、左腕パーツ、ダメージポイント12%…19%…23%…」
「なんだ!?ダメージが増えていく!」
「継続効果だぜ!」
継続効果とは…ゲームをやれば分かる!(笑)
「そのまま、トゲトゲハンマー!(なんて安易な名前なんだ!)」
「ファイアマシンガン!!」
「オラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!」
マシンガンで間合いを離す!
「やるな…しかし!」
「消えた!」
「落ちつけ、上だ!」
上に視線をやる、そこにはトゲトゲハンマーを構えたテラカド!
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
左腕でガード、装甲にトゲが食いこんでる。
「斬れぇぇぇぇぇ!」
「防げぇぇぇぇぇ!」
今度は右腕でガード、装甲に切れ目が入る!
「反撃、ファイアミサイルだ!」
「いけ、火炎弾!」「トラップ設置!」
ボォォォォォォォン!!
「どっちが勝ったんだ?」
「よく見えん…」
そう、先ほどの盛大な爆発で当たり一体煙に包まれてよく見えない状況なのだ。
…
…
…
「見えるようになってきた…」
煙が晴れたその場には立っているメダロットはいなかった。
そう、引き分けである。
しかし、メダルは落ちていない。
「おひょひょひょ!メダルは頂いたロボォ!」
金魚蜂をかぶった謎の変態。通称”ロボロボ団”その手にはメダルが2枚。カブトメダルと忍びメダルである。
『てめぇ、返せ!』
見事二人でハモる。
「返せと言われて返す奴なんかいないロボ!」
バン!
どこからか弾丸が飛んできてロボロボの目の前を掠める。
「あ、危ないロボ!人に向かって撃つなんて失礼ロボ!ギッタンギッタンにしてやるロボ!」
ロボロボの視線の先には、買い物袋を下げた青いKBT型メダロット。
「ほぉ…ギッタンギッタンに出来るんならやってもらおうじゃねえか!」
KBTは買い物袋をそーっと地面に置くと、戦闘態勢に入る。
「ビーストマスター転送!」
ロボロボの前にビーストマスターが現われる。
「俺が勝ったら二人のメダルは返してもらうぜ!」
「お前が負けたら、お前のメダルを貰うロボ!」
「いいぜ!ただし、勝てたらな!いくぜ、リオン!」
「おう!」
いつのまにかメダロッターまで来ている。
神龍 リオンVSロボロボ一般兵
使用メダ ブレードウイング ビーストマスター
フィールド 公園、特設ロボトルリング
「ロボトルファイト!」
「先手必勝!デスボムロボ!!」「回避!」
シューン(回避した音)
「なあ、ロボロボ団。」「なんだロボ?」
「俺達弾丸も反応弾も使わないから勝ったらビーストマスター一式のパーツくれ。」
「(これはわなロボか?しかし弾丸を使わないと言うことはKBTにとって致命傷ロボ。これは勝ち決定ロボ!)」
「?どうした?」
「その勝負乗ったロボ!」
「ようし、ウイング、リフレクターオン!」
両腕の銃口が収納される。
「一気に行くロボ!デスブラスト!!」
「ウガァァァァァァァァァァァァ!!」
ビーストマスターの口から波動が出る。それは真っ直ぐにウイングの方へ!
「遅い!」
「消えたロボ!」
みな、上に視線をやる。太陽で反射して純白のつばさが輝いて見える。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!リフレクターナッコォォォォォォ!!」
重力の力で大ダメージを与える。
ミニコラム
リフレクターナックルとは?拳の前にバリアを展開し、それで殴るといった画期的な攻撃方法である(R−1?)。
「頭部パーツダメージポイント100%機能停止、機能停止。」
「ウイナーーーー!(勝者という意味。)」
「さ、メダル。あとパーツ。」
いそいそと機能停止したビーストマスターからパーツを取りメダロッチに収納する。
「ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
二人のメダルを投げ出し、逃走するロボロボ団。
「リオンさん!」
「ん?なんだい?」
「かっこよかったです!」
「まあ、俺のおかげだな。」
「ははは。」
「さてこれで、全パーツそろったかな?」
「全パーツ?」
「ああ、最近パーツを集めることに凝っててね。」
「へぇ〜。すごいですねぇ。」
「いやぁ。全部ロボトルで勝って奪い取った奴だけどね。」
「全部!?」
「ああ。ただ一つだけ、限定1台のエクサイズカスタムとユニトリスカスタムだけは持ってないんだ。」
「なんですか?それ。」
「メダロット社が極秘に作ったメダ。まあ、サイカチスカスタムとドークスカスタムとおんなじようなものだな。」
「へぇ、そんなのあるんですかぁ〜。」
「おっと、そろそろ家に帰ったほうがいいんじゃないか?」
ウイングの頭部についてるボタンを押す。
「6時21分…か、帰ります、ありがとう御座いました!」
そそくさと立ち去って行く。